第2章 ドジョウ・ザリガニとり

 

2.1 ドジョウ・ザリガニとり

 

日  時  平成12年7月20日(日)10:00〜11:30

参加人数  56人

講  師  市民センター職員

会  場  六郷市民センター及び沖野地区の田んぼ

若林地域考の一環として「田んぼの生命」というテーマで,ザリガニ・ドジョウとりを行いました。場所は仙台東高校の付近で,近くには若林地域考「無農薬の米づくり」の田んぼがあります。この日は曇り空でしたが,ザリガニ・ドジョウとりを行うにはちょうど良い天気でした。

初めにみんなで行ったのはザリガニを釣るための仕掛けづくり。1m位のたこ糸の先におもりとして小石を結び付け,そこから15p位上のところにえさのするめを取り付けました。

手作りの仕掛けを使ってさっそく用水路へ入れてみると,あっという間にザリガニが食いついてきます。ところが食いついてくるのはいいのですが,釣り上げるのがなかなか難しい。水から釣り上げるとザリガニはするめを離し,すぐに落ちてしますのです。もう一息のところで逃がしてしまう参加者がたくさんいました。

この手作りの仕掛けのほかに使ったのが網です。直径60p位の大きさの網で水路の底をすくうと,ザリガニが一度に何匹も捕れます。約1時間ザリガニとりをしましたが,捕っても捕ってもザリガニはいなくなりません。沖野地区の用水路が土でできているため,ザリガニが生息しやすい環境にあるためです。

釣っているところ

ザリガニ釣りの様子

釣っているところ

ザリガニ釣りの様子

釣れたザリガニ

ザリガニ釣りの仕掛け

釣れたザリガニ

ザリガニ釣りの仕掛け

アメリカザリガニ

甲殻網十脚目アメリカザリガニ科

日本には1928年にウシガエルのエサとして初めて移入され,その後各地に広まった。平均9回の脱皮を繰り返して1年後に成体となる。水田のあぜなどに穴を掘ってすみ,小魚,ミミズなどを捕食する。

 

ザリガニがたくさん捕れたのに対し,あまり捕れなかったのがドジョウ。前日にドジョウとりの仕掛けを作り,水路に仕掛けておきました。この仕掛けはヨモギを束ねたもので,これを水中に入れておくと,ドジョウがヨモギの匂いに誘われたり,隠れる場所であると思ったりして,ヨモギの束の中に入り込んでくるので,そこを網ですくいあげるという方法です。しかしながら,この仕掛けでは1匹も捕れず,ドジョウが捕れたのは用水路の底の泥を網ですくったわずか3匹だけでした。

ザリガニのアップ

ザリガニ(イラスト)

ザリガニのアップ

 

ドジョウ

コイ目ドジョウ科

体は細長く円筒形で口は下面についており,そのまわりに10本のひげがある。淡水の泥底にすみ,泥中にもぐるがときどき水面に出て空気呼吸をする。

 

約1時間のザリガニ・ドジョウとりにたくさんの方が参加しました。子ども達に聞いてみたところ「こんなふうにザリガニとりをするのは初めて。」という子がほとんどでした。そしてお父さん達は,自分の小さい頃を思い出しながら,子ども達にお手本を見せようと頑張っていました。

みなさんそれぞれに田んぼでの一時を楽しんでいたようです。この体験をきっかけに,田んぼのこと,生き物のこと,自然のことについて考えてほしいものです。

ドジョウ

ドジョウ

三角網を使ってドジョウすくい

三角網を使ってドジョウすくい

網で捕れたフナなど

網で捕れたフナなど

 

2.2 田んぼで見かけた生き物たち

今年の若林地域考は,昨年に続き沖野地区の田んぼを会場として学習してきました。そして,田植えや除草,稲刈り,ザリガニ・ドジョウとりをする中で,数多くの生き物を観察することができました。私達の出会った生き物をいくつか紹介します。

アカガエル

アカガエル

アマガエル

アマガエル

アカガエル

カエル目アカガエル科

体色はふつうは橙色のためアカガエルと呼ばれる。繁殖は本州に住むカエルの中で一番早く,1月から3月に行われる。成体はオスで平均4.8p,メスで5.4p。

アマガエル

カエル目アマガエル科に属する動物の総称。

全世界で550種ほどが知られている。日本には体長3.5p位のアマガエル(Hyla.arborea.japonica)のみが分布し,雨の降るまえに鳴き出す。幼生はいわゆるオタマジャクシで雑食性であるが,成体は肉食性。

ヤゴ

ヤゴ

ギンブナとヤゴ

ギンブナとヤゴ

ヤゴ

トンボ類の幼虫の通称。主に水中にすむ。

幼虫期間は普通1年以内であるが,オニヤンマなどは4〜5年を要する。

フナ

コイ目コイ科の淡水魚。

日本に最も普通の淡水魚でキンブナ,ギンブナなどに区別される。キンギョはフナをもとに改良し,つくりだしたもの。

 

このほかにも,いろんな模様をしたクモやイナゴ,トンボもいました。私達の家の近くの田んぼにも,いろいろな生き物がいます。いつもよりちょっと注意して周りを見ると,まだまだ,いろんな生き物に出会えるはずです。

 

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